夢物語(長編)
□始まり
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ユイside
お父さんの仕事の事情で神無町にある坂巻さんの家に行くことになった。
最初は、不安だったけど、刹那兄さんが一緒にいるから嬉しいんだ♪
刹那兄さんは凄く優しいんだ〜♪綺麗だし、勉強が得意だしお菓子作りも得意だし、後いろんな((以下略))
だから、私は刹那兄さんが大好きなんだ♪
話は戻して、タクシーで寝ていた所を刹那兄さんが起こしてくれた。
それも、刹那兄さんは微笑みながら起こしてくれた。可愛いなー♪
刹那兄さんに先に逆巻さんの家に行く事を伝えて走った。
途中で刹那兄さんが何か言ってたけど聞こえなかった。
逆巻さんの家に着いたけど、なんだか不気味だなー。早く挨拶をしなきゃ。
ユイ「すみません。今日からお世話になる事になっている小森ですけど…。」
返事がない…。留守なのかな?
パラパラ…ザーザー…
ユイ「雨降って来ちゃった…。刹那兄さん大丈夫かな?」
心配しながら、家に入っていった。
暗く…広い家。
本当に、お父さんの親戚がいるのかな?
しばらく廊下を歩いていると一つの大きな部屋に着いた。
リビングみたい。
ユイ「すみません。誰かいませんかー?」
部屋を見渡すと、ソファーに赤髪の男の子がいた。
私は、赤髪の男の子に近づいた。
ユイ「わぁー。綺麗な顔だなぁ。」
感心しながら言った。
何故か私は違和感を感じ近づいた。体に少し触れた。そして、体が震えた。
ユイ「なんで…こんなに体が冷たいの…?なんで、心臓が動いてないの?」
どうしてなの?どうしたらいいの?
刹那『ユイ!勝手に行って、逆巻さんの家の中に入って!失礼だよ!』
刹那兄さんが少し怒りながら部屋に入ってきた。
ユイ「刹那兄さん!どうしよう…。この人心臓が止まってる…。」
刹那『えっ!?本当に!?』
刹那兄さんが赤髪の男の子に近づいた。
すると、
?「耳元でうるせえな…。静かにしろよ」
赤髪の男の子が刹那兄さんの腕を引っ張って腕の中に閉じ込めた。