破れた羽根を癒せるのなら
□わたしのこと見てよ(ゆうみな)
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ねぇ、こっち見てよ。呼んでんじゃん…
あ、大島です。優子のほうですよ(笑)
いやぁ〜、AKB全体の収録も終わって、みんな帰っちゃったんだよねぇ…エレキの衣装のまま、もう一つ収録を控えたわたしとたかみなとにゃんにゃんは、まだまだ帰れず楽屋待機(笑)
でもね、にゃんにゃんはマネさんに連れてかれ、どっかいっちゃったからたかみなと二人きり。
あぁ〜…暇だ…
特にしたいこともないし、眠くもないし…
にゃんにゃんいたとしても、にゃんにゃん最近あちこち痛い言ってて、マッサージしてもらいながら寝てるし…
かといって、たかみなはいすに座って、お絵かきしてるし…隣に座ってみるか
「たかみなぁ〜」
さすがだ…返事がない(笑)
たかみなお得意の模写をしているよう。もう一回だ。後ろから抱きついちゃお!
「ねぇ〜、たぁかぁみぃなぁ〜」
「なんだぁ?」
お!気づいた気づいた!!
「ねぇ〜、ひまぁ〜」
「…描いてるし…にゃんにゃんは…?」
「マネさんに連れてかれた〜」
「そっか〜」
……………
あれあれ…会話終わっちゃったし
高橋さん、私暇なんですけど…
「たかみな〜、遊ぼうよ〜…」
「描き終わったらね〜」
ねぇねぇ、高橋さん。私暇って言いましたよね…いじけちゃいますよ…
って、大島さんはこんな事じゃいじけません!むしろ、これはチャンスです!
たかみなを後ろから抱きしめているわたしは、そのまま両手をたかみなの衣装の下から入れた。
「ひゃぁう!!?優子なにしてんねん!///離せや!!!///」
「だってたかみな構ってくれないんだもん。」
「わぁた、わかったってば!///」
「もう遅い。おしおき♡」
「おしおきとかすんなや!いらんて!///」
「やぁだ♡」
「///」
貴女の力じゃ大島さんには勝てません。
こいつめっちゃ恥ずかしがってる!耳まで真っ赤(笑)もっといじめちゃお♡
そう思って、たかみなの胸に手をかけようとしたとき、
「たっだいま〜」
携帯をいじりながらにゃんにゃんが帰ってきた。
帰ってきたにゃんにゃんに気を取られていたら、たかみなを逃がしてしまった…
逃がしちゃったか…でも、耳まで真っ赤とか…かわいい♡
でも、たかみなのお腹スベスベだったなぁ…
って思っていたら、手をモミモミ動かしてたらしく…
「優ちゃんどうしたの?手の動き、きもいよ(笑)」
「え?えへへ(笑)なんでもないよ〜」
「優ちゃんきもい…」
fin