短編

□何だかんだで甘いブランチ
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「ブランチごはん!」

「だからワシはワレのおかんとちゃうねん!!」

「なっなんで、仕入れてあげてるのに!」

「それ自分で食っとったら意味無いやろド阿呆!!」


正論すぎてつまらん!と突っ込んだら追い出されそうになったので謝ります本当にごめんなさい冗談ですブランチ様許して。

朝昼晩とブランチのところにごはんを作ってもらいに行くのが日課になったのは美食屋になってからである。

妖食界に捨てられてそこで育った私。顔が怖くなかったのがブランチくらいだったので必然的になつく。

兄のように慕ってよくあとを引っ付いて回ったものだ。自立してもこうやって理由つけて来るのはそれの名残かもしれない。

いや、ごはんが美味しいのが一番の理由だけれども。


「ブッランチッ、わかったごめん腹ペコなんだ」

「いっそのこと料理教えたろか?」

「えっやだ、ブランチのごはんがいい、自分のじゃだめなんだって、」

「なんやねんそれ」


ブランチが作ってんの見てから食べるのがいいんだよぉ、なんて駄々っ子のように言いながら食材を運び込む。

さぁ逃げ場は無いぞブランチ美味しいごはんを頼む。

ブランチのごはんが私は世界で一番好きなのだ!(作ってる様子の格好よさも含めてな!)

にこにこ笑いながら机につくとブランチは苦笑いをしてあほ、と小さく呟いた。ブランチも何だかんだで私に弱い。


「で?ご注文は?」

「任せるよ!作れるもんありったけ作って!」

「また食い尽くす気満々やないか!!」


何を今更、と口に出しかけた時点で外に放り出されました。













相手するワシも大概やけどな


(うっうええぇぇぇぇ冗談っ、冗談だから開けてえっ、ブランチのごはんーっ!!)

(ハウス!!)

(私犬と違う!!)













気が付いたらひどいギャグ

ブランチさん好きです関西弁。イケメン。



2013/10/16

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