有益に利用したい

□35
1ページ/1ページ




トミー様は心配いらねぇ。むしろすることすらおこがましい。

心配っつーか…よくわかんねぇのはマキだ。

背の低い小僧は追わずに何故か下がってオレらを見てる…一番強いくせにお前は何してんだ…。


「頑張れボギー。」


小さく溜め息を吐いてたのが見えたのか、マキがふにゃっと笑ってぶんぶんと手を振ってオレを応援…してるつもりらしい。目の前の曰く付き物件が怪訝な顔してる。気持ちわかるぜ。


「頑張れバリー。」


今度はバリーに手を振った。溜め息に気付いたとかじゃないらしい。ヤクザたちも怪訝な顔をした。バリーも溜め息を吐いた。


「頑張ってくださいトミー様。」


そしてトミー様にも手を振る。なんか一人だけ言い方が違ったのが気に入ったのかトミー様はわざわざマキの方向いて手を振った。

うわ、あのトミー様が笑いかけた、こっわ。

そしてやっぱりトリコも怪訝な顔をする。トミー様は気付いてないのか気付かないフリなのか…。

一通り終わればマキはそこに座り込む。小さく笑みながら観察に入ったようだ。


「スープは向こうに任せて、皆、何時でも頼って下さいね。」


…なるほど後詰めのつもりらしい。なんて頼もしい後詰めなんだ。

理解したところで相手を見る。まぁアレだ。コイツの能力もわかったことだしいいとこきっちり見せてさっさと終わらせるか。

ま、格下だし後詰めに頼るこたァねぇだろうがな!













まぁ見とけ


(格好いいとこ見せてやる)












そして格好つけたいけど仙骨抜かれちゃうアレです



2013/10/24

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ