有益に利用したい
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「さて、マークを加えての会議が二回目な訳だけど。聞かなきゃいけないことがあったのにボク忘れてたんだよネー、ゴメンゴメン」
「?何ですか?」
会議二回目。トミー様の言葉にマキが首を傾げて可愛い。
この間バリーに言われた言葉がまだ胸中をもやもやとさせているがとにかくこんなんでは仕事にならないので振り払う。マキは可愛い、それでいい。
「マークさ、顔割れてんだよネ?」
「はい。」
「この間はボギーと一緒に潜入してセンチュリースープの在処を探るって言ってたけど、IGOも人送ってくるらしいんだよねー」
「…」
「だからマーク、お前変装とか、あわよくば変身とか。出来る?」
にやりと笑ったトミー様は多分出来ないことに賭けてるな。オレもわからないけど。
「あ、出来ますよ、男になれます。」
「え」
「マジ?見せて見せて!」
驚きにぽろっと声を漏らしてしまった、バリーは絶句してる。
そんなオレらとは裏腹にトミー様は大喜びでやって見せろとせがんでる。マキははい、といい返事をしてにこっと笑った。おいおいマジか、マキ本当にすげえ、やっぱ好きだ。
お前が何者かまたわからなくなる
(頭じゃわかっているんだが、こうなんでも出来ちまうとな)
混乱しちまうぜ。
2013/10/11