有益に利用したい
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「やだ」
「セドル…」
「なんで」
「だって引き受けちゃったし」
「…」
「そんな顔してもトミー様に頼まれたんだもん、」
「やだー、嫌だー、折角復帰出来たのにまた会えないなんてオイラ耐えられない!やだ!」
「もー、」
マルがセンチュリースープ取りに行くらしい。いいよ行かなくて。
なんでもぼろぼろで会議に出たオイラがジュエルミートを本当に取ってきたのかトミー様が聞いたりしてマルのことが露見したらしい。
使えると考えられて利用されるみたいでなんかもやもやする。オイラのマルなのにー、くっそー、
しかもボギーも一緒らしい。オイラを抜いた美食會の超適合者が皆(二人だケド)集まってなんか焦る。マル取られるのだけは阻止しなきゃ、
…でもトミー様に逆らうのはちょっと…虫の餌とか勘弁してほしいし…。
だから仕方ない、行かせるケド絶対にマルはオイラのだもんね、マルだってオイラを一番に考えてくれてるはず、…はず。
真相とか知らないケド…大丈夫大丈夫!
「マル…」
「ん?」
「絶対オイラのトコ、帰ってこいよ。これ支部長命令ね。」
「…うん!」
笑顔で返事したマルに抱き付く。あああかっわいいやっぱ行くなよぉ、オイラと居ろよぉ、ボギーとかトミー様のトコなんか行くなよぉ!
悲しいかな
(それでも見送るしか術がない)
どう考えても自他共に認めるらぶらぶに見える←
2013/10/11