コミュニティ不振

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「レイカは生身ね。」

「はぁ。」


この間レイカの体でGTロボを操作したとき反応が鈍くて鈍くて…。スター様の気分味わったように感じた。あの人よく使いづらいって言ってたから。きっとこんな感じだったんだろうなーって。

だからレイカと一緒に出る時は生身と決めた。オイラがじゃなくてね、レイカがね。

てなわけで約束通り。


「ノルマのためにはあれとこれ…あとこれもいける?」

「ええ、大丈夫です。」

「報告書は後で出して。」

「わかりました。」


さてと、オイラは準備して。


--


「…こんなものか。」


ふぅ、と息を吐いてノッキング済みの猛獣たちをぽんぽんと叩く。ノルマには足りるはずだ。


「…それよりも、だな。」


気になるのは先程から姿を消してる支部長の方だ予想はしていたが何をしているのか。

まぁ目玉でも探しに行っているのだろう。予測がこんなにさっと出てくるなんて、単純なんだかなんなんだか…。

とはいえそろそろ戻らねばなるまい。とりあえず支部長を探そう。

ずるずると猛獣を引きずって支部長探しを開始した。


--


…夢中だ。


『アーッカッワイイーヤッベマジヤッベ、目玉タマンネ、』


溜め息が出た。つい額に手をあてる。ああ、なぜこの人が支部長なんだ。誰か教えてくれ。


『アレ、レイカ?』


気付くのおせーよ。


『ネ、コレヤバクネ?』

「グロくてですか?モザイクかけましょうか?」

『チッガウヨ可愛クネッテ聞イテンダロ〜!?』

「はぁ、理解しかねますな。」


というか理解したくないわ。なぜ貴方はそんなにうっとりしているんだ。

そも、


「可愛いよりは綺麗かと。」

『…エ、レイカモシカシテ話セル?』

「話せませんやめてください。」


期待を込めた目で見るんじゃない帰りますよ馬鹿。


--


「…へぇ、そりゃ大変だ…。」

「大変というか、なんというか…。」

『レイカ、帰ッテ報告書ー!!』

「わかりました、すぐ行きます。」


愚痴をすみません、と頭を下げてから歩いていったレイカに小さく溜め息。


「まったでかいの持ってきたなぁオイ。」


うーん、愚痴はまだいいんだがなぁ。こう、なんでまた大きいのチョイスしてくるかなぁ、本当に…。


「まぁセドルの嫌がらせだろうがな。」


ほんと腹立つわアイツ。













通常業務すら振るわない


(ア、コレモウ動カネーヤ)

(支部長、ポイ捨てすんな。)

(げっ、しかも目玉抜きやがったアイツ!!死ね!!)













なんだこれセドルのせいで不憫



2014/03/03

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