コミュニティ不振
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「おい起きろオイラ、ちくしょう誰だよ誰が入ってんだよ!!」
ベッドで寝息をたててるオイラはいったい誰だ。ばしばし叩いたり揺すったりするものの起きる気配は無い。クソ!!
レイカの力だぞ、起きるだろ、ていうか起きてオイラの体が壊れるから起きて、一生のお願い!!
体が心配なので比較的軽めに蹴ってみる。時は一刻を争うのだ。
「おりゃ」
…あれ、オイラ軽めに蹴ったんだケド。
吹っ飛ばされたオイラ(の体)は掛け布団ごと飛ばされて壁にぶち当たった。
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「今日の支部長変だよな…。」
「具合悪いんじゃないのか?若年性痴呆か…?」
うっ怪しむ声が聞こえる。しかし致し方無い、さっきから回りに色々なことを聞いているからな…第5支部のことはわからないのだ、しょうがないではないか。
しかし若年性痴呆は言い過ぎだ、ボギー様はボケてない。やめろ。具合が悪いにしてくれ。
さて、どうするか、支部長は比較的自由度の高い役職だと思うのだが、勝手に支部を出ていいものか…。
第6支部に行ってくる、と言えば許可は下りるか?しかしその許可は誰からとればいい。
…ああ。
「おい。」
「はっ、はい?」
「ちょっと会議行ってくる。」
「え、まだ時間が、」
「ついでに野暮用も済ませてくる。」
「あ、はい。」
…まだ会議まで時間あるのか…。
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「…なるほどー、ボギーinオイラってことは…レイカinボギーかな?」
「…。」
ふむ、と腕を組む女はセドルだ。オレとこいつが入れ替わったのかと思っていたが、他にも巻き込まれているやつが居たとは。
レイカ…レイカか。どっかで聞いたことあるような…いや、どこかで見たことあるような…。
どこだったか…。
「まぁいいか。仕事行くぞボギー。」
「は?」
「は?じゃねーよレイカはそっちの仕事してるだろうし等価交換だよ。」
…目玉フェチの体で働くとか、無いわー。
やる気が振るわない
(本当に野暮用だ。)
(おいセドル、今日の会議忘れてねーだろうな。)
(え?あ、…あーっ!!)
((忘れてたな…。))
セドルの方が痴呆←
2014/01/20