リクエスト
□どちらでもない
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『おばちゃん敦子わ』
『まだ寝てるんじゃないかしら』
『わかったー
敦子ー起きろー
遅刻しちゃうよ』
毎日バタバタしている
自転車の後ろに乗って坂道を下る
この時間が一番好き
もう学校についた
下駄箱で上履きに履き替える
優子が何か手に持っている
『何それー』
『手紙』
『誰からー』
『わかんない』
『ふーん』
いつだったかな"好きな人いないの"
"いるよ"
その先は聞けなかった
好きな人が私だったらどんなによかっただろう
陽菜と付き合うらしい
付き合ってからも毎朝呼びに来てくれてたみたい
それなのに優子を避けた
優子をとられたみたいで嫌で嫌でしょうがなかった
月日は流れ卒業式
結局あの時のまま
屋上に呼び出した
来てくれるだろうか
『敦子』
『優子』
『敦子が呼んでくれるのを待ってた』
『好き』
『私も好き』
『優子のはloveじゃない』
『私は敦子を友達として愛してる』
やっぱり私は友達以上恋人未満
それ以上でもそれ以下でもない