長編

□共学のはずなのに、学年に女子は私だけ!?
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〜悪夢〜





「〜です。よろしくお願いします。」

さぁ、いよいよ私の番だ

「西城中学の高崎千疾です。この学年に女子が一人と聞いて驚きましたがこれから宜しくお願いします。」

私は座る。

男子がざわつく。つっても男子しか居ないけど。さて、好みの男子居るかな?

そして、自己紹介が終わり、クラスの何人かの男子が私の所に来た。

「俺、来栖坂 海斗宜しくな。」

「俺は、岩永 彰宜しく」

「自己紹介あったからいわなくても分かるよ。」

それもそうかと男子たちは、納得した。



そして、私にとって思い出したくもない記憶が一ヶ月後に起こった…。





一ヶ月も経つとみんな次第に名前も覚え初め、一年のみんなが、部活に入っていた。

ここは、男子しか居ないから、女子しか居ないって…部活として成り立つの?

「でも、おかしくないわよね。あくまで、学年に女子が一人ってことは他学年には女子が居るってことだもの。」

私は、入部届けを片手に持ちつつ、部活へ行く廊下を歩いていた。

「にしてもこの学校にしては珍しい部活よね。華道部って」

そう、私が向かって居るのは女子しか居ないという華道部

「私的にはバレー部が良かったんだけどな。まぁ、わがままは言えないか」

そう、つぶやきながら歩いている内に華道部の部室についた。

「失礼します。」

私は、扉を開けた。

「あの、入部したいんですけど…。」

「あぁ、あなたが、今年入った一年生のたしか…」

「高崎千疾です。入部したくてきました。」

「でしょうね。入部届けを持っていると言うことは入部するんでしょうから。」

「それもそうですね。」

私は、ざっと部室を見渡した。そして、おかしいと思った。

「あの…なんで華道部なのに花がないんですか?」

「あぁ、華道部っていうのはあくまで表の名前だから。ま、活動はするけどね。たまに。」

私が部室をきょろきょろ見回してしていると後頭部に衝撃がはしった

「がッ」

私は意識を失った。




気がつくと私は台の上に寝ていた。

「ここ…は…」

ぼーっとしている内に思い出した。私はいきなり後ろから後頭部を殴られ気絶したのだった。

「ん……ん…?体が動かない?」

「おはよう。意外とあなたって丈夫なのね。」

「先輩?」

「私は水野 綾。この部活の部長よ。あの強さで殴られたら三時間は起きないのに。」

水野部長は冷ややかに笑っていた。

私は、この笑い方を知っている。この笑いをするということは、私に何かをする気なのだ。

そう気が付いた時、私は、全ての衣服をとられていることに気がついた。

下着すら残さす。私は、裸で何かに縛り付けられていた。

「部長。私の服はどこですか?」

「大丈夫よ。ちゃんとあるわ。但しが付くけど。」

「どういう意味ですか?」

「あなたは中学の時何か悪さをしなかった?」

無視をされたことに苛立ったが、それ以上にそういわれ、私は少なからず驚いた。

なぜなら、確かに私は中学の時かなり荒れていて、いじめとかを、普通にしていたから。

「それが、どうしたんです?部長には関係ないでしょう。」

「この学校に入学してくる女子は決まって中学の時悪さをしていた娘ばかりだから。」

そして、私は部長が話す内容に、驚きそして恐れた。

なぜなら、この学校は、女子の更正と称してこの学校の男子生徒に毎日のようにSEXを強制されていたから

「私の学年ではそんなことありません。」

「そうね、一年生の間は、無いから。けど女子は一年だったとしても二年、三年からやられるの。」

部長の話した内容を要約すると、

この学校に入学してくる男子はどこも中小企業の息子ばかりで、その跡継ぎを生ませるために女子を利用していること。

二年、三年になると授業に性行為の時間が設けられるらしいということ。

そして、授業中など他の生徒の邪魔にならなければ、いつどこで何をしていてもかまわないということ。

「そんなふざけたことって…あるもんですか!!」

「そうね、私も信じたくなかったわ。でもそれが現実。」

私は、そんな現実を認めたくなかった。

「そうそう、あなたの服は今あなたに目をつけていた男どもが持っているわ。あいつらの慰めの品として。」

「そんな…いやよ!!」

「大丈夫、汚したら罰金って言ってあるから。ついでにこの学校女子にすごく有利なの。罪悪感があるんでしょうね。」

「それは…?」

「だいたい、嫁に連れてってくれるわ。私たちは遊び放題。」





そして、私にとって悪夢の時間が、始まろうとしていた……。
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