長編

□共学のはずなのに、学年に女子は私だけ!?
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序章




「おはよう。千疾」

「おはようお母さん」

私は、今日から柚霧高校(ゆぎりこうこう)に通う高校1年の高崎千疾

「ごはんできているけど食べる?」

「うん。始業式なのに空腹で倒れたらそれこそ我が家末代までの恥!!」

「じゃあ急いで食べたら?遅刻するよ」

「うん。大丈夫まだ時間あるし」

「それで中学の時何回遅刻したの?」

「あはははは。行ってくる」

「もう食べたの?相変わらず早いねぇ。もっとゆっくり食べたら良いのに」

「さっきと言っていることが違う気がするよ…高校は遅刻しないように頑張るから。いってきまーす!」



そのとき私は知らなかった。

その高校がどんな所か

知っていたら、絶対受けなかったのに…
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