独眼竜の宝珠
□第六話
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米沢城の本丸の東館に住む伊達輝宗の正室
最上家の姫君、義姫
武芸に優れた女傑
「なるほど」
近江が事前に調べてくれた
「気性が激しい方と伺いますが、本当によろしいのですか」
義姫のことを調べておいてまだ言うか
「嫌なら無理をしてついてこなくても」
「いいえ!姫様お一人など危険です!」
てこでもついてくる気か
別にいいけど
「行きましょう」
「はい、愛姫様」
売られた喧嘩は買う
相手がだれであっても真正面から迎え撃つが真田家の教えだもの
我が師匠真田弦伊右衛門の言葉
宮城綾
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