ぐっともーにんぐ!

□ぐっともーにんぐ!14話
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仕事は早く終わって定時には上がる事が出来たけど、
思っていたよりも食材の買い物に手間取ってしまった。
一人、二人ならまだしも…。
今回すき焼きパーティーに誘ったのは六人。
主催者の俺、直樹も合わせてしまえば七人…、


しかも全員食べ盛り(?)の成人男性だ。


食材だけならまだしも酒だって必要だろうと思い、
冷蔵庫の中を思い出しながら買い物していたら、
気付けば自分が指定した待ち合わせ時間まで迫ってきてしまっていた。
マンションの前とはいえど夜に外で待たせるなんて悪い…と、
慌てて走ったはいいがなんせ思ったよりも大きな買い物になってしまっていたため、
相当な運動量になった。


だけど、最近…十四松と野球をしていて前より体力が上がっていたのか、
途中休憩も無しでマンションまでダッシュできた。
十四松さん、ありがとう…!


途中でネクタイが邪魔で外し、ガサガサと煩いスーパー袋を激しく揺らしながら、
やっとの事でマンションの前まで来れた。


腕時計を見れば時間は午後7時20分。


とりあえず遅れた事を詫びようと、
外で待ってくれていた十四松とそのご兄弟へ声をかけるために、
足早に駆け寄った。






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