ぐっともーにんぐ!
□ぐっともーにんぐ!10話
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「え?え?…色違いの十四松さんが…いっぱい??」
朝から今日も幸せいっぱいな感じで十四松さんと手を繋ぎながらマンション出たら、
そこに待ち受けていたのは……
十四松さん(?)。
え?俺、昨日お酒飲んで寝たっけ?
まだ酔っ払っているのかなぁ?
なぁんて思ったが、昨日は会社から直帰していたので、
それは違うと頭の中の俺が言う。
では、今、俺の目の前にある光景は一体どういうことなのだろうか??
もう、俺…山田直樹の頭の中は思考停止状態で、フリーズ、……フリーズ。
手前で胡座かいて座っている、赤パーカー十四松さん。
壁を背に足を組んで立って少し凛々しい眉にサングラスした、青パーカー十四松さん。
そのちょっと離れた所で困った顔で口をへの字にしている、緑パーカー十四松さん。
その横で不機嫌そうに目を細めてボサボサ頭にフードを被っている、紫パーカー十四松さん。
スマフォを取り出してまん丸の目をしている、桃パーカー十四松さん。
そして。
俺の横にいる普段通りの、口を開けて笑っている黄色いパーカー十四松さん。
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