ぐっともーにんぐ!
□ぐっともーにんぐ!8話
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「直樹ーっ!!
ちゃんとお弁当もった?!もった?!」
午前7時30分。
あれから朝ご飯を食べ終わって、少しまったり2人でテレビを見てから、
直樹…俺の出勤時間になった。
と言っても、まだ全然余裕なのだが、
早いのは悪いことではないので。
一足先に玄関で靴を履いて待っている十四松さん…以下十四松がパタパタと、
黄色いパーカーの袖をはやくはやくと振っている。
先ほど問われた事に、にっこりと笑って
「ちゃんとありますよ。」
と自分の顔と同じ高さに、
可愛らしいお星様柄の巾着袋を上げた。
それを見て安心したのか、
片方の袖を口元に当てて十四松は嬉しそうにわはーっと笑った。
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