ぐっともーにんぐ!

□ぐっともーにんぐ!4話
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「では…



今から第625回目の兄弟会議を


始めちゃいたいと思いまーっす!」
「え、何それ僕、これが初めてなんだけど?!625回もやってんの?!」



先程までぐぅたらしていた場所から打って変わって、2階。
六つ子達がいつもプライベート
(ニートにプライベートもあったもんではないが)
で使っている子供部屋に5人が胡座をかいて、円状に座っている。
おそ松の間延びした声での衝撃の事実に、声を上げる。


僕一度も参加してないけど?!
今までそんなに何を会議してたの?!
ていうか、なんでこんな真剣なの?!


一人わぁーわぁーと騒ぎ立てる、松野家の三男でこの兄弟の中で唯一の(自称)マトモである僕、
松野チョロ松に誰一人として目もくれてくれずに、
一松の方へ視線が集中する。



「今回の議題提供は、トド松さんです…。よろしくお願いするんやで…。」
「はい。一松兄さんから承りました。…では今回の気になる議題について発表致します。」
「え、ちょ?!無視?!僕の事無視?!無視なの?!!!!」



なんで他の奴らはこんな普通に取り掛かってるのさ…!
何?!これ僕の方がおかしいのかな?(混乱)




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