°**Dream short**°

□仮面男子
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私、花純に相葉くんのこと話したことがなかったんだっけ。

なんで話さなかったんだろう…



そうか、だって2人って本当仲良かったもん。

早希「ふぅ…」

その場に座り込むと、堪えた涙が抑えきれなくなった。


早希「ふぇ…うぅ…」

誰も悪くないんだよ。

全部が全部、幸せに終わるわけない。いい事が起こる限りよくない事だってある。

それって当たり前のこと。


.


ふと、人の気配に気づく
こんな姿、見られたくないのに。

気配のした方に視界を送ると、櫻井くんが立っていた。


翔「何泣いんてんの…」

早希「別にっ…」グズッ

涙を拭いて、帰ろうと立ち上がると、腕を引っ張られ、そのまま私はスッポリ櫻井くんの胸に収まる。

早希「何してんの⁉︎//」


翔「泣いてる女の子には優しくしてあげねぇとダメだろ」

よしよし、と頭を撫でられる。

ちょ、これ馬鹿にしてません⁈


翔「ばーか、強がんなよ」


早希「人来たら誤解されるよ?」

翔「お前は何も考えなくていい、お前は今辛いんだろ。気にすんな」



こいつ…、


優しいじゃん…

早希「なら、後10秒…//」

翔「はいはい」


櫻井くん…ありがとう。
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