°**Dream short**°
□仮面男子
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放課後。
今日は花純と一緒に近くにオープンしたて雑貨屋に行こうかな。
誘おうと、花純を探したけど見つからなくて。
仕方ないな、明日にでも誘ってみよう。
昇降口に向かった。
今だに、櫻井くんの好きな子がどんな子か気になって、想像しまくっている。
ちょっと顔がキツめの大人っぽい子。
ふわふわした雰囲気の可愛らしい子。
想像すると止まらなくなる。
別に私は変態ではない。
「好きなんだ…//」
早希「!」
上履きを脱いでいたら、どこからか告白する声が聞こえた。
櫻井くん、ここに呼び出されたのかな。
また盗み聞きしたな、とか次は何されるか分からない。
この場から離れなきゃ。
.
「うん、俺も大好き」
足が止まった。
これは櫻井くんじゃない。
声ですぐに分かった。
早希「相葉くん…」
大好きな人の声だもん。
すぐに分かっちゃった。
今の状況が分かってるのに…
今でも直ぐに泣きそうなのに、
確認のためって言い訳して、恐る恐る覗いた。
雅紀「じゃっ//帰ろうか//」
まさか相手が、
花純「うん//…」
親友とか、辛い。