°**Dream short**°
□仮面男子
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早希「あら、より一層と肩が落ちてますね」
翔「殺す」
教室に戻ると、女子の対応に疲れ切った櫻井くんがいた。
早希「嫌なら、キャラ作らなければいいじゃん」
翔「馬鹿、俺はな、たくさんの女子に好かれたいんじゃねぇよ?俺は…、好きな奴に好かれてーの」
早希「えっ、好きな子いるの?ねぇねぇ誰々?」
初めて知った事情に、興味が湧く。
翔「馬鹿、誰が言うかよ」
「翔くん」
翔「ん?」キラッ
あいつに好きな子か…
どんな子なんだろうね。
翔「呼び出されたつーの」
早希「よかったね、この勢いだと好きな子に呼び出されるかもね」
ナイスフォローしたつもりよ。
なのに更に不機嫌にさせちゃって
翔「馬鹿か、馬鹿だな。大馬鹿。そんな楽にいくなら俺はここまで苦労しねぇよ」
早希「さすがに言い過ぎでしょ…」
深いため息されて、こっちまで気持ちがブルー。
とにかく、なんかごめんなさい。