Black&White

□おあいこ
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目を開けると、睫毛を一本一本数えられそうな至近距離に、大きな瞳があった。

綺麗な銀色の淡い瞳…


軽い前屈姿勢を取っていたリカルドは、しばし目の前の瞳を見つめたあと、ようやく背筋を元に戻した。


無言のまま固まっていたアンジュがそれはそれは…顔を赤くして………



『ーツ!リ、リ!!ーリカルドさん、何するのんですか!」

口元を押さえては叫ぶ。

「何って…」

リカルドはさらっと答えた。









「キス…だが…」










途端に、アンジュの動きがぴたりと凍りついた。

あまりにもすごい事を簡単に言うリカルドに驚いているようだった…

『リカルドさんもう少し、言い方考え下さい!』

「……口付け…スマック…接吻…ペック…クス……まだあるな…」


指を折りながら数え表現を変えるリカルド。

『……それは…全部どういう意味ですか?』

「知らないのか?」

『知らないですよ!』

にやりと笑うリカルド。



嫌な予感………


















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