series story

□性の制限
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『きゃーーーーーーー!!!』
「うるせぇ」
『いやーーーーーー!!!』


なんと言うことだ!
手当してもらって、
はいありがとうで帰ろうとしたワタシの腕をガッチリと掴み
そのまま手錠をかけられた。


そしてあろう事か船を出し
海の上なのだ。
そう!!!!
ワタシは!!!!
今から逮捕されるそうです!!!



『嘘つき!!』
「嘘なんざ吐いてねぇよ」
『鬼よ!』
「テメェが悪いんだろうが」
『ねぇ!お姉さんもなんとか言ってやってよ!』
「私はスモーカーさんに従います」
『ええぇ!!』
「貴方、最近手配された札付きなんですよ?」
「そうだ。それにおれが見逃したのはあの一度だけだ。忠告を無視したお前が悪い」
『ワタシ今から牢屋行きなの!?』
「あぁ。」
『えーーーーん!!やだーーー!!!』


グイディーピンチ!

しかも手錠だけならいくらでも逃げられたのだけど、足や腕、背中を硬いロープで固定されてしまった!
酷いわよこんなの!


「そういや思ったんだがよ」
『はい?』
「海楼石で制せば、その体質も治るんじゃねェのか?」
『かいろーせき?』
「これだよ」
『ひゃ!?!?』


がじゃん!と私の足首に硬い枷をつけた。
すると!なんだこれ?


『……ち、力が』
「あぁ……抜けるだろう」
『ふあ…、い、今の貴方の声セクシーだった…』
「一々うるせぇんだよバカ」


羽や角や尻尾は消えないけども、
ワタシは力なくその場に倒れた。

短いスカートの中から可愛い下着がチラリズムして、他の海兵が凝視してるのが面白くて、ワタシはわざと脚を開く。

こんな時でも抜かりないでしょ?
って妖艶な顔で微笑んでも、葉巻の旦那に叩かれるだけだけどねえ。


憂鬱だわ。







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