LOVE ME
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――――ぴんぽーん、
チャイムの鳴る音が聞こえた。
そういや今遊子と夏梨は夕飯の買い物に行ってて親父はあっちで診察中
俺しか居ないってことか
「はーい」
「どうも突然すいません昨日向かい側に引っ越してきた柴咲と言うもので…すが………」
引っ越したきたひとは長身で、絵に描いたようなイケメン。
そいつは俺の顔を見たとたん驚いた顔をした、俺はあんたに見覚えはねーんだけどな。
『蒼ー!出てくれたぁー?』
「ばか、出てくんなっつっただろ」
『なにそれ酷い!!』
男の後ろからひょこっと出てきたのは小柄な女。
それも、見覚えのある、先程まで学校に居た、
「おまえ……なんで…」
『えっ!一護!?』
「…へえ。代行くんともう自己紹介したんだ?」
『クラス一緒なんだよ。ね?』
「ああ。…そんで、あんたは?」
その俺の問いに、男はにっと笑った。
男の癖に綺麗に笑うんだなあ、なんてぼんやり考えながら、れんに視線を映すと、楽しそうに笑ってた。
こいつは幼く笑うなあ