LOVE ME

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「扁平足の平に、小野妹子の子、真性包茎の真に辛子明太子の子で

"平子真子"でぃす。よろしくーゥ」

「うおーい平子くん逆逆!」




新しくはいった、転入生"平子真子"にあたしはひどく違和感を覚えた。

あの喋り方、髪色、体型。

髪型は違うもののあの人に酷似しすぎている。それに同姓同名の人なんてそんなに居るだろうか。




「上手いこと書けてるやろ?
オレ得意やねんで、さかさま」

「あーそうかい。
じゃあもうあんたコレ含めて自己紹介に入っちゃいな!」




あたしはあの人と会話をしたことはない。一方的に見たことがあるだけだ。

彼はなにかと有名で、強さも、性格も、あたしが憧れるものだった。

だからこそ、入隊する前に尸魂界から居なくなってしまったのはとても残念だったのだ。

死んだ、と総隊長に聞いていたからまさかとは思うが、それでもやはり姿形はあの人そのもの。




「よーしじゃあ席はそこの後ろな!」

「あいあーい」




席はあたしとは逆の一護の隣。席まで歩く途中でぱちりと目が合った。気がした。

やっぱりこの人、平子隊長なんじゃ…
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