LOVE ME
□05
1ページ/5ページ
目覚めると、そこは、野原だった。
此処がどこなのかも、いままでなにをしてたのかも、どうしてここにいるのかも
自分の名前以外の全てが記憶からは消えていて。
まだ幼かった当時のあたしには、自分一人で生きていく手段など分かるはずもなく、
空腹から耐えるように、彷徨い、歩き続けていた。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ