ツンデレ姫と王子様
□「……楽しそうですねーーー。」
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山「はぁぁ、どーしよ。全然見つからないや。」
沖「紫図琉ー」
山「え、沖田さん?どうしたの?」
沖「…多分、理由は同じだと思いやす。」
あぁ、沖田さんもプレゼント選びに苦戦してるのね。
毎年の恒例行事なら、なおさら、ね。
沖「今年もSMプレイセットにしようと思ってたんですがねィ、近藤さんがちゃんとしたの持ってこないとアレ、やらせてくれないって言うから…」
SMプレイって……。てゆーか、
山「アレ?」
沖「まーそれは、夜までお楽しみでさァ。……つーか、周り、凄いですねィ」
そう言われて見てみれば、カップル、カップル、カップル。
山「……楽しそうですねーーー。」
沖「俺らも、周りからはそう見えてるんじゃないですかねーー。」
わざとらしく沖田さんが言った。
山「ハァ!?///そんなの、別に嬉しくないからっ///」
沖「(可愛い……///)じゃ、手でも繋ぎやしょう!」
ギュッ
山「ちょ、やだぁっ///」
上目遣いで沖田さんを見る。(沖田さんが背が高いからいけないんじゃん!)
沖「〜〜〜〜っ!!///やめなせぇ///」
何がよ!!
い、嫌だって言ってるじゃん……///
___周りから見ればもう十分バカップルである。___
_______
山「……プレゼント、どうするの?」
沖「そーですねィ……」
あたし達は今、なんでも揃う店に来ている。ドン○ホーテ的な?まぁ、そんな感じよ。
うーん、うーん、お、これなんていいんじゃない?
あたしが目をつけたのはサンタのコスプレ衣装。フリーサイズだし、いいよね!
決ーめた!
レジへ向かい、支払いを済ませて出入り口へ向かう。
沖「良い物買えたかィ?」
山「ん、まーねー。沖田さんは?」
沖「……ま、買えやしたよ。」
そう言う沖田さんの手には、ここのビニール袋と、その中に紙袋。何買ったんだろう?割れ物とか?
山「ふーん……。ねぇ、帰ろ?」
沖「そーですねィ。」
クリパの準備をしてるであろう屯所へ、あたし達は並んで帰った。
続く!!