◆このページについて
PSYCHO-PASSに登場するチェ・グソンについての情報をまとめました。
現在は確認が難しいと思われる媒体(過去に発売された雑誌など)の情報をまとめることが目的であるため、
他の情報との比較のために必要と思われる部分を除き、基本的にOFFICIAL PROFILINGや小説版で確認できることについては載せていません。

名前表記は元記事の記載にかかわらず「グソン」に統一、またスタッフ・キャストの方々については敬称略となっています。

各権利者の権利を侵害する目的ではありません。
不都合な点がありましたらご連絡ください。
情報の間違いや不足などがある場合もご連絡いただければ幸いです。
掲載媒体ごとの一覧




名前や性格を考えてキャラクターを作り上げたのは深見真。
当初は「槙島のハッカーA」だったが、一人くらいコンピューターのスペシャリストがいないと槙島も大変だ、ということで出番が増えていった。
(OTOMEDIA 2012年12月号)(spoon.2Di vol.31)(Newtype 2013年4月号)(OTOMEDIA 2013年4月号)

当初のビジュアルイメージはドレッドヘアの黒人だったが、塩谷直義監督が「やりすぎだ(笑)」と言い、アニメのスタッフが今のデザインにした。義眼にしたのもアニメスタッフ(目を光らせたかったとのこと)。
キャラクターデザインは浅野恭司が担当しており、メインキャラと似ないキャラ作りを課題に、特徴的な目から決め込んで作り上げていった。
(Newtype 2013年4月号)(OTOMEDIA 2013年4月号)(ジャイアニズムDX)(浅野twitter)

7・8話の桜霜学園女生徒ホログラムのデザインは、塩谷監督の好きなももいろクローバーから脱退したメンバーが元になっている。
なお、他の女生徒5人のデザインも、ももいろクローバーのメンバーが元になっている(完全版上映会7・8話コメンタリー)。
この時の声優は7話で王陵牢一の病室にいた看護師と同じ合田絵利(塩谷監督twitter)

クラブ・エグゾゼの経営者・オーナー等と言われることがあるが、公式サイドから言及されたのは4話でVIPルームにいたということのみである。

また、5話に出てきたアジトの設定画はアニメージュNEXT 2013WINTERに載っている。


上記のような経緯で出来上がったキャラクターであるためか、スタッフによって設定やキャラクターに対する認識が異なる。
(グソンと関係性の深い槙島が、人によって解釈が大きく異なりがちなキャラクターであることも一因であると考えられる。)
以下は各スタッフの設定や認識など。

◆塩谷監督
・槙島との協力関係は藤間がいなくなってから。(7話の)「昔仕込んだ祭の残り」という台詞から、藤間とは接点がないはず。
一年半くらい前になにか他の事件で知り合ったんだと思う。ハッキング関係の技術はすべてグソンが提供している。(Febri vol.15)
・幼少の頃に海外で起きた紛争があって、家族ともども日本にやって来た。
その時に負傷して、最低限の治療を受けて生きのびた。義眼自体に特に機能はない。
深見のお気に入りのキャラクターで、深見のノベライズではまた違った設定になっている。(Febri vol.15)
・槙島のサポート役として、楽しく見守りつつ、色々と手伝っていたが、この先のエピソードで彼について語られるエピソードがある。
それから刑事課の誰かと会話するシーンがあるが、そこが上手くできている。(オトナANIMEDIA vol.7)
・(槙島は)社会のことなどは語るが、自分のことはほとんどしゃべってない。
唯一15話でグソンにマドレーヌを食べながら本のくだりを話しているところが、自分のプライベートな考えが不意に出たところだったので、あのシーンが一番好き。(spoon.2Di vol.33)
・15話のカフェのシーンはグソンのアップが多い。意図としては、グソンはあそこで槙島のことを見極めていた。
槙島とグソンは主従ではなくお互いがフリーで対等な感じ。
槙島を止められるのはグソンだけだと思うので、あそこでついていくか、止めるか、離れるかを見極めていた。(完全版上映会15・16話コメンタリー)
・(17話で槙島が禾生局長から受け取った)グソンのスマホは槙島がちゃんと持っている。
20話でカットした、(槙島がグソンへの)想いを語るシーンにもあるとおり、槙島とグソンは仲良しだから。(完全版上映会17・18話 質疑応答)
・没になったエピソードで、グソンへの思いに耽る槙島もいた。(PASH! 2013年6月号のフィナーレイベントレポート)

◆虚淵玄
・槙島にとってのグソンは「おもちゃ(遊戯の道具)」ではなく、あくまで「文房具(目的のための道具)」。
ハッキング等のテクノロジーを持っているために重宝されていたが、グソンは槙島が自分に興味を持ってくれていると信じ込んでいて、槙島の理解者だと思っている。そこにすれ違いがある。(サイコパスOFFICIAL PROFILING)
※DVD/BD全巻購入特典ディスカッショントークCDで、この発言に関する言及あり

◆深見真
・祖国で破壊工作や電子戦の訓練を受け、いくつもの任務を背負って日本に来たが、祖国が崩壊したために目的や行き場を失って十数年くすぶっていたところを槙島に拾われた。(小説版上巻)
・義眼には録画機能や街頭スキャナの監視範囲を表示する機能がついている。
なお、スキャナ監視範囲表示プログラムは槙島の携帯端末でも使えるようになっている。(小説版下巻)
・神については不可知論者(ドラマCD「名前のない怪物」下巻初回盤「気まぐれな犯罪者達」)
・槙島の腹心がグソンだったように、もしかしたら狡噛が一番頼りにしていたのは縢だったのかもしれない。(アニメージュ 2013年3月号)
・好きにやらせてもらった分、感情移入するキャラの一人。時々、グソンの立場から槙島を見ているような気分になることがある。(OTOMEDIA 2012年12月号)

◆吉上亮
・17歳年下の異父妹・スソンを養うため、祖国である朝鮮人民共和国の軍人として対日工作に従事していた。
約13年前に祖国で起きた事件が原因でスソンとともに日本に密入国。
その後、「逃がし屋」として裏社会で生きていた際に槙島と知り合う。
約5年前に起きた事件の際に槙島に救われ、以来行動を共にするようになる。両眼を失ったのもこの事件の時である。(無窮花)

◆高羽彩
・グソンはすごくいいキャラクター。槙島との微妙な距離感が、今まで捨て駒にされてきた人たちとはちょっと違うんだけど、でもやっぱり一歩及ばなくて死んでしまうという。(spoon.2Di vol.31)
・≪槙島はどんな家庭を築きそう?≫彼と結婚できるのは、シビュラシステムぐらい超越的な人か、グソンぐらいに対等な立場の人。
ディベートが盛んな家庭になりそうだが、ちょっとした意見の違いが命取りになるかも。(OTOMEDIA 2013年6月号)

◆和田丈嗣プロデューサー
・槙島を楽しませ、飽きさせないために一生懸命。働き者のいい部下。(アニメディア 2013年1月号)
・(15話のカフェでの会話について)ここで槙島とグソンが話している内容は、一番最初に本広と虚淵が話していた内容。
虚淵がI.Gに対して、どういうふうなSFをやりたいかと言ったのが、「ジョージ・オーウェルが描くほどワイルドではない。フィリップ・K・ディックかな」というセリフ。(spoon.2Di vol.31)
・(縢は)謎にたどりつき、初めて友達みたいな似通った感覚のあるグソンと、最後に出会えたのが救いかと思う。(アニメディア 2013年3月号)
・(縢は)グソンと、もしかしたらお互いに気持ちは通じたかもしれない。(spoon.2Di vol.31)

◆櫻井孝宏
・グソンの死がショックすぎて縢の死に気付かなかった。(PASH! 2013年6月号のフィナーレイベントレポート、spoon.2Di vol.31)
・怪しく光る義眼を劇中にちりばめていたので何の伏線かと思っていたが、とくに触れずに退場して。グソン役の増谷康紀も無念そうだった。(spoon.2Di vol.31)
・≪槙島がちょっとだけ心を許しているようなところがあったのがグソンですよね。≫
期待をするような、何かをおもねているようなニュアンスのセリフをめずらしく言っていた。(spoon.2Di vol.31)
・(槙島はグソンに)心をくだいて接している様子はあった。「キミには期待してるよ」とか。
グソンとのやりとりは、視聴者にとっても槙島は掴むためのフックになっていたと思う。
二人の絡みを通して槙島の情緒的な一面を提示していたようにも思う……とは言っても、槙島自身の意識としては、ただ利用していただけかもしれないが。(Prince Animage 2013spring)
・グソンがあっさり退場しちゃうから。槙島はひとりっきり。(Newtype 2013年3月号)

◆有本欽隆
・書物やそれを書いた人の名前が沢山出てきたが、ひとつも読んでいなくて、グソンの「人生損した気分になる」という台詞に横面を張り倒された気分だった。(アニメージュ 2013年5月号のフィナーレイベントレポート)

◆その他、雑誌での記述
・槙島の右腕的存在で、ハッキングなどの技術に優れた部下。(アニメディア 2013年1月号)
・システムへの怨念、幸せを貪る者への嫉妬(アニメージュ 2013年3月号)
・槙島がどれだけグソンを信用していたのか、グソンがどれだけ槙島の真意を理解していたのか。それはわからない。
だが二人の佇まいには確かに、ある種の”仲間意識”が感じられた。(アニメージュ 2013年5月号)
・(槙島が何を考えているのか)グソンでもわからない。(PASH! 2013年2月号)
・槙島の配下というわけではなさそう。あくまで協力者という感じ。(PASH! 2013年2月号)
・「凄腕のハッカーがギブスン好きってのは……『できすぎ』だな」と、くだけた口調でグソンをからかう槙島。
滅多に見せない槙島の親しげな様子が、二人の関係をほのめかす。(Prince Animage 2013spring)
・海外からの不法滞在者であり、公安局の捜査の俎上に登ることもない。(Febri vol.15)
・(5話の)爆弾は菅原昭子の死体解体に使った業務用のジューサー・ミキサーに仕掛けてあった。
グソンはハッキングの能力だけでなく、皮肉のセンスもあるようだ。(Febri vol.15)

◆番外
2016年にノイタミナショップにて「『甲鉄城のカバネリ』七夕キャンペーン」で「誕生日キャンペーンを実施してほしいノイタミナ過去作品のキャラクター」アンケートが実施された際、11位にランクインした。
参考:『甲鉄城のカバネリ』七夕キャンペーン連動企画〜キャラクターバースデー星に願いを〜開催!
また、これを受けて2016年10月29日〜11月13日までノイタミナショップにてバースデーキャンペーンが開催された。この際、ゆーぽん描き下ろし誕生日イラスト、誕生日記念メニュー(朝鮮料理風のバースデー記念メニュー、義眼パフェ、ドリンク)が登場した。
参考:『PSYCHO-PASS サイコパス』チェ・グソン バースデーキャンペーン

舞台版『PSYCHO-PASS Chapter1ー犯罪係数ー』
(2019年10月25日(金)〜11月10日(日))
会場:品川プリンスホテル ステラボール
グソン役:磯野大


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最終更新日:2021.10.29 舞台版について追記/ページ作成者:オロチ/連絡先:chaotic-end★hotmail.co.jp(★→@)


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