BOOK 2

□めぐり逢い 3
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朝日が部屋に差しこみ私の目元を照らす


「うーん」と大きく身体を伸ばしながら
『変な夢みちゃったなぁ』と再び布団の中で丸くなる


『・・・あっ起きて大久保さんの様子を見ないといけない』
そう思いつつ今日のお布団が心地よくて起きる気力がわかない私だった


でも・・・
重たい瞼をあけ見えてきた光景に一瞬で身体中が硬直した


だって///・・・私は大久保さんの腕の中におさまっていたから
目の前に締った胸元が見えそこから大久保さんの体温を感じる


どうして一緒に寝ているのかわからず硬直していると頭上から 
「厠にでも行きたいのか?」と意地悪な言い方の大久保さんと眼があった


「・・・かっ/// 厠じゃありません」と慌てて大久保さんの腕の中から飛び出た


「朝から騒々しい奴だ。もっと静かに起きれぬのか」
とあきれたように言いながら上半身だけをだして座る大久保さん


寝起きなうえ思いもしない出来事でで思考回路が停止中の私は
状況がいまいち理解できないでいた


「香寿茶を煎れてまいれ」といつもの上から目線な物言いの大久保さんに


『大久保さん もう平気なんだ』って思うと・・・正直嬉しかった


すぐ行動できないでいる 私に「同じ事を私に言わせるのか?」
と腕組をして呆れたように首を振る大久保さん


「おっ茶ですね?すぐに煎れてきます」と
寝衣のまま大久保さんのお部屋を飛び出て台所へと向った


台所に着くなり静さんにお説教されるおまけ付き・・・


『はぁ〜こんな一日のはじまりも・・・ありかな?』と
大久保さんが元気になってくれた事が嬉しくてお説教中にニヤツク私に
更に静さんのお怒りゲージがあがった


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