BOOK 1

□紅い月 8
1ページ/5ページ


私は台所へ立ち考えていた

ここは幕末
龍馬さん武市さん以蔵や慎ちゃんと出会って、この前は長州の高杉さん桂さんでしょ・・・


そっ そうだよね 大久保さん
大久保利通といえば 維新の三傑 桂さんもだけど


ドラマ見てて本当によかったぁ 
あれから少し興味がわいてちょこちょことググってたんだよね


前から深くは考えないようにしていたことがある・・・それは・・・


でも今はそんな事より大久保さんへのお茶出しが先
『はぁ〜 謝罪のお茶?』 
気が重い・・・ けど気持ちを込めて煎れよう


確か大久保さんの好みは激渋玉露茶だったはず


私はお登勢さんを探し龍馬さんのお客さんで
玉露茶が好みな事を伝えると
「麻里耶 ちゃん玉露なら」と置き場所を教えてくれた


よし! 気合をいれておっさんよばわりした
大久保さんへ『ごめんなさい』
の気持ちを込めて激渋茶を煎れ
龍馬さん達のいる部屋へと運んだ


次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ