BOOK 1

□紅い月 4
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「お〜そうじゃ麻里耶さん今日は頼みがあるがじゃ」


突然龍馬さんが食後のお茶を飲みながら言い出した
『頼みってなんだろう?』洗濯・掃除それとも他にあるのかな?と考えていると


「あははっまっこと麻里耶さんは顔に考えちょる事が出てわかりやすいのう」
と笑っている
恥ずかしかったけど龍馬さんからの頼みが気になってきき返したてみた


「龍馬さんの頼みってなんですか?」


「おーそうじゃ 今日これからわしらと出かけて欲しいんじゃが ええかのう」


お出かけ?これから?
「めっ  めっちゃ行きたいです」即答しちゃった えへw


あっでも・・・
確か龍馬さん達出歩くと危ないんじゃ・・・


この時代の龍馬さん達がしている事が危険な事だという事を私は知っているから 
余計に心配してしまう
でも外を出歩いてみたいっていうのも本音で・・・
それを言うときっと優しい皆さんは行こうと言ってくれる


だから言えない・・・ もぞもぞと口ごもる私


そんな私の思いを察したのか微笑みながら言ってくれた
「麻里耶さんなーんも心配いらんぜよ」
「そうですよ僕らも同じ場所に行きますから そこで合流しましょう」
「そうっスよ麻里耶さん心配ないっス」
「お前と龍馬では心配だからな」
「なんじゃと以蔵。わしが一緒だと心配とはどういう事ぜよ」


『またはじまった。この二人のじゃれあいが』
龍馬さん武市さん慎ちゃんそして以蔵がいるんだもんきっと大丈夫だよね


じゃれあう皆さんへ「じゃぁ早速支度してきます」
と龍馬さん達の朝餉のお膳を片づけ身支度を整えに急いで自室へ向った。


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