BOOK 2
□めぐり逢い 3
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温かくて心地いい・・・このお布団にこのままずーっと入っていたい
心地いいまどろみに誘われるように再び眠った
私は不思議な夢をみた
『ここは・・・?』と一瞬考えたけど見覚えのある場所だと気づく
『ここはいつも休みの日に過ごした神社だ』
私・・・洋服を着てる・・・あれ?洋装?和装?ん?
あれこれ考えていると見知らぬ声がきこえてきた
「お前の望みは叶えられたであろう?同じ時を過ごしたいとな。
私はお前の望みを叶えたお前は私に何を差し出す?」
「ふふっ そうかぁ これはいい。ではお前からは・・・」
と言いかけて声の主は消えていった
何処からともなくきこえてくる声に
「私の望みを叶えた?今ここにいる事を叶えたって事?ちょっと・・・
ちゃんと説明しなさいよ」
私は懸命に声の主に問いかけていたがかえってくる返事はなかった