短編
□迷信
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太陽が照りつける夏。
だらだらと死んだ目で、だらだらと汗を流しながら
歩いてきたのは万事屋のリーダー、坂田銀時である。
「旦那ぁ〜」
といって歩いてきたのは、
黒い男二人。
偶然なのか必然なのかよくあってしまう、真撰組一同。
土方と沖田である。
「おぉ〜、どーした?総一郎君。」
「総悟でさぁ。」
「チッ、面倒なのにあったな」
煙草を吸いながら、土方は言った。
「あ”ぁ?どーゆう意味だ、大串君?」
それに対抗するように銀時は喧嘩ごしでいった。
「旦那ぁ、知ってやすかい?」
「んー?何を?」
「旋毛を30秒間指で押すと、明日下痢になるらしいんでさぁ。」
「それって迷信だろ?」
「さぁ?どーでしょうね?試してみやすかぃ?」
「おぉー、いいねぇ。」
土方はこの状況で、危ないと察知した。
そして、逃げる体制に入ろうとしたところで
後ろから手首を捕まれた。
「ひーじかーたくぅーん?」
「逃げるなよ〜、土方ぁ〜」
この時、土方は
「(あ、俺ヤバくね?)」
と感じていた。