短編
□男子高校生の日常
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「おっはよー！！」
「おはよう。勘ちゃん。」
「お〜す！勘右衛門！今日は一段と元気だなぁ！」
「うるさいぞ。勘。」
ざわざわと騒がしくなっている教室に響くほどデカい声で挨拶をしたのは何故か隣のクラスの勘右衛門だ。せっかく雷蔵との朝のラブタイムを邪魔しやがって。
「三郎？そんなことしてないでしょ？（微笑み」
「はい！すみません！！」
「はいはい。いつものやり取りアリガトウゴサイマス。そんなことより、今日の夜って皆暇？」
「そんなこと！？勘右衛門ヒドい！」
さめざめと泣いてる私を無視して勘右衛門は話を続けた。
「俺は委員会もねぇし、暇だなぁ〜。」
「僕も暇だよ。」
「よし！２人は暇っと…三郎は？暇？暇だよね？じゃあ参加っと！」
「もう決定じゃないか！…はぁ、暇だよ。」
ごり押しの勘右衛門に勝てず（まぁ、本当に暇だったので）暇だと答えた。
「じゃあ兵助に伝えてくるから！詳しい事は後で連絡するね！」
そう言って勘右衛門は自分の教室へと帰っていった。
「・・・まるで嵐だな、あいつは。」
「「うん。」」
私の言葉に２人が頷いた。