神槍の使い手(TOS)
□4話
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聖堂の中は異様な雰囲気だった。
魔物がちらほらとふらついている。
ふと、コレットを見やると、笑ってはいるがどこか不安そうだった。ミシェルはコレットの近くへと歩み寄る。
「コレット。大丈夫?」
「あ…えと、ミシェルさん。大丈夫です」
「ミシェルでいいわ。魔物は私達傭兵がきちんと倒すから心配しなくて良いからね!」
ミシェルがにっこりと微笑んでコレットを撫でると、「ありがとう、ミシェル」と笑い返してくれた。
「…ミシェル、周りに気を配れ」
クラトスがそう言うと、ミシェルは「はい!」と大声で返事をした。
その行動にクラトスは苦笑した。