俺と私の小さな初恋

□一目惚れしたんだ
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中学での3年間は楽しいことや苦しいかったこと、悲しいことも色々あった。その3年間に終止符がついたのはついこの間のこと。

俺、幸村精市は内部進学でまた立海での3年間が始まった。周りは顔見知りばかりで自分が高校生になったという自覚なんて全くなかった。



「あ、蓮二!」

「精市か…同じクラスのようだな」

「仁王と丸井がまた同じだってさ」

「仲が悪いわけではないんだ。心配ないだろう」

「ふふっ、それもそうだね」




春の最初の楽しみ、クラス替え表を見ればA組に柳生、C組に真田、俺と蓮二がD組で仁王と丸井がE組、F組にジャッカルとクラスが多いのにも関わらず案外近いクラスで安心した。



「お、幸村君と柳じゃん!」

「丸井と仁王か…お前たちはまた同じクラスの様だな」

「真田とじゃなかっただけマシじゃ」

「もしも真田と一緒だったら毎日大変そうだね」




高校生となって始まった新しい生活。中学生のときに比べて教科書は多いし分厚いしで結構大変だなと感じていた。

部活もすぐに仮入部の期間が始まり、俺たちはまたテニス部へ入った。




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