黒子のバスケ*恋に落ちる夢

□A
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「今日もナンパですか」



(ギックゥΣ( ̄□ ̄;))
「っ…ビックリすんじゃねーかっ
穂乃莉…来てたのか?」



「夜ご飯を作りに来ただけです。
青峰さん?
今日は一緒に食べましょう?
たまには街に
出なくてもいいでしょ?」



「バカだろ。今夜もオレとの熱い夜を
何万人の可愛い女達が
待ってると思ってんの?」



「もう…そろそろ…………でしょ?」



「あ?なに?穂乃莉、
聞こえな…「もうそろそろ
いいでしょって言ったんですよっ!
赤司さんしかダメなんでしょ?
似た人毎日連れてきたって
そんなの赤司さんじゃないし!
見た目だけでいいなら
そんならあたしが替わりになるから
あたしを使えばいいよっ。
だから知らない赤司さんに似た人を
連れて帰るのはもうやめてよ!」


「お、おい…なにす…」


穂乃莉は引き出しから
ハサミを取りだし
肩までたらした赤い髪を
ザクザクと切り始めた。




オレの頭には
髪をくるくると自分の指に巻きつけ
口を尖らせなんで自分を好きに
なってくれないのと不満を
ぶつけたり
赤司と一緒は絶対いやだから
ショートカットにはしないと
ほっぺをふくらます小学生の頃の
おませな顔をした穂乃莉が
浮かんでは消える。



キレイな髪だ……




「泣けばいいのに!
カッコつけてないで
泣けばいいじゃん!」



「なっ」



「バカみたい!本当にバッカみたい!
赤司さんがいないとそんなにダメなら
帰ってきてもらえるように
がんばれば?」



イラッときたオレはジリジリと
壁際に穂乃莉を追いつめる。

キッとオレをにらみつける
穂乃莉の
その目には今にもこぼれそうな程
涙がたまってる。



「ガキが!簡単に言うんじゃねぇ!
てめぇにオレらの何がわかんだよ!」



「わかんないっ。わかりたくもない!
いる場所だってわかってんだから、
そんなんなら力ずくで
連れ戻せばいいじゃない!」



バンッと力まかせに壁に手を
つくと穂乃莉が
ビクンと身をすくませた。



「出来るならとっくにやってる!」



ワケがわからねぇ。
オレは穂乃莉の後頭部を押さえ
細い腰を抱きよせムリヤリ唇を重ね 穂乃莉のあたたかく濡れた
口腔内に舌をねじこんだ。
戻してはまた押して絡ませる。




「……っ…ぷはっ…あ、おみねさ…
息が……っん…」




15歳のコドモ相手に
なにやってんの?オレ…


「……………」



「っく…うっ…何度でも……
何度でも…黒子さんから
奪い返せばいいじゃない……ぐす…っ」




「もう遅いから帰れ」



オレはベットにゴロンと横になり
穂乃莉に背中を向けて
冷たく言った。

穂乃莉のしゃくりあげた
泣き声が戸が閉まる音と共に消えた。





続く→

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