黒子のバスケ*恋に落ちる夢

□ずっと @
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赤司さんが消えて3ヶ月。

青峰さんは必死で
赤司さんを探しまわった。

そして黒子さんのところへ
赤司さんが行ったコトがわかったけど
青峰さんは赤司さんを
連れ戻そうとはしなかった。

赤司さんがまた
黒子さんのいいように
されるんじゃないか心配だけど
赤司さんにとって黒子さんは
麻薬と同じで
断つコトができない魅力があるのも
青峰さんはわかっていたんだと
あたしは思う。



小さい頃からずっと
二人を見てきたから。



◆◇◆





「おじゃましまーす!
おはようこざいますー!

青峰さんっ!青峰さんっ
………青峰さん…?」




(!!)




ベットにはハダカの青峰さん……
はぁう////
なんです?可愛い寝顔に
なめらかなその肌その鎖骨。

なのに全てを台無しにするかのように
何も身につけていない女の人の
キレイな背中が目に飛び込んだ。





「ちょ!/////起きてくださいっ」



「ん……っ。やっ大輝!誰?このコっ」



「んー……ふぁ〜…ぁ?穂乃莉?
あ、妹、妹。気にすんな。
コイツいなくなったら続きする?」



「全く妹じゃありません!
かすりもしません!カノジョです。
未来の嫁です!」


「うそうそ。信じんなよ。
オレだけ見てろ。マイハニー」



「う…っ…く…ぐすっ…
やっぱりあたしの妊娠がわかって
捨てる気なんだね?
まだ6年生だったあたしを3年間も
いいようにしてきたクセに…」



「小学生から?しかも妊娠?最低!」




女の人は早送りのように服を着て
部屋を飛び出して行った。






「おーい。泣きマネやめろ。
ガキのおまえにオレが何した?
んで誰が妊娠だって?」



「あー…さてとっ、ガッコ行こっと」



「待て待て。穂乃莉?
このまま学校行けると
思ってんじゃねーだろうな?」



青峰さんがあたしの腕をつかんだ。



「青峰さん!
なんなら言わせてもらいますけど
イッタイ何人の女の人と
こんなコトしたら気がすむの?
毎日毎日別の……」

しかもショートカットの
赤司さんによく似た女の人ばかり……

ダメだ、チクショー。また泣きそう。




「な、なんだ?黙んなよ」



「ふ…ふ……」



「ふ?」



「服を着ろ!
この変態ゲスやろーっっ!」



「ぐおっふぉ…っ!」



青峰さんの腹に拳をお見舞いして
バタバタと部屋を飛び出した。







「ハードパンチャーか、アイツは。
……つーか毎朝なんなの?
どーやって侵入してくんの?
合鍵?ピッキング?」






続く→

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