黒子のバスケ*恋に落ちる夢

□happybirthdayto緑間
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「真太郎…真太郎ってば」




かすかに自分を呼ぶ声で
緑間は目が覚めた。



ガバッと起きあがり
電気をつけると
マクラを抱きしめ
今にも泣きそうな
穂乃莉が
ベットの横の床に座ってる。




「な、穂乃莉!
どうしたのだよ!
こんな時間…
ってもう1時だぞ」




「怖い夢見た」




「子供か
そんなのただの夢なのだよ」




「まずどんな夢だったか
聞いてくれてもいいじゃん。
怖かったんだから」




そう言って穂乃莉は
ベットに座ってる緑間を
すり抜けてベットに
もぐり込んだ。




「ちょ、待て。何をしてる」




「何って寝る」




「だから何で
ここで寝るのだよ!」




「だから怖い夢見たって
言ってるじゃん!
まぶしいから早く電気消して」




「電気なんか消すか
バカだろう、お前」




「いっつもこうしてたじゃん」




「いつの話なのだよ
今は高校生なんだぞ」




「え?なに?ごめん。
言ってる意味わかんない」




「わかんないフリ
するんじゃない。

あぶないから
もう窓をつたうなと
言っただろう。
それに男の部屋に
忍び込むとはフシダラなのだよ」




「わかったわかった。
続き明日聞く」




穂乃莉の為に
緑間の部屋の窓は
カギがかかってない。

穂乃莉の部屋も同じで
緑間がいつでも入れるよう
カギはしない。

幼稚園の頃からずっと。




「でーんーきー」




「ったく……今日だけなのだよ
わかったか?穂乃莉」




「大丈夫」




穂乃莉はもう目をつむって
眠りに落ちそうに見えた。




「ハァ…」



何が大丈夫なのか意味がわからず
緑間はため息をつき
仕方なし電気を消して
横になった。




とたん穂乃莉は


「真太郎…
本当に怖い夢だったんだよ」

と言って緑間の腕に
しがみついてきた。




「く、くっつきすぎなのだよ////」




ショートパンツから伸びる
穂乃莉の素足が
ひんやりと冷たく
自分の足にふれて
それが心地よく
そんなに大きくはないが
穂乃莉の膨らみを
腕に感じるし
甘くいいにおいがした。


緑間のカラダは
ソッコー反応し始めた。




「真太郎?あ……
なんか…当たっ「うるさい。足をのせるな。さっさと寝るのだよ」



緑間は穂乃莉に
背中を向けたから
穂乃莉は緑間を
背中から抱きしめた。




「真太郎」




穂乃莉は抱きしめる手を
下げて緑間のソレにふれた。



「……っ//////


……やめるのだよ!」




「何で?
こんなになってるのに?」




あたしで真太郎が
こんなになってる。
穂乃莉はちょっと
優越感を感じた。




「真太郎?こっち向いて」




「いい、いいのだよ。
もう寝るのだよ」




「真太郎っ。
……いいから」




シブシブ向き直る緑間に
穂乃莉はキスをした。


ピクンと可愛い反応をして
唇に隙間ができたのを
穂乃莉は逃さず
自分の舌を差し入れた。




「今日はどーしたって
ゆーのだよ/////」




「どーもしない。って
小さい頃からしてるじゃん。」




「今のは小さい頃のヤツとは
完全違うのだよ」




「シーッ。同じだよ。同じ」




そう言って再び唇を重ねた。
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