ハイキュー!! *純愛
□禁じられれば禁じられるほど
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今日は珍しく部活がないからって
月島に誘われて月島の部屋に来ている
男の子の部屋なのにすっきり整頓されて
いていかにも月島の部屋だ
それにしても
何をしゃべっていいのかわからない
私は床に正座をして
不自然なくらいテーブルに
置いてある麦茶のグラスを見ている
もうガン見だ
男子の部屋ってなんだ、あたし
あたし月島と今日えっちとかするのだろうか
引き締まった腕や足は見た事あっても
お腹とかどんなんだろう
割れてるのか、以外にふにゃっとしてたら
それも意外で可愛いかも//
そしてその下は禁断の…!
あ、やめやめ
もうなに考えてんの、あたし
ちらりと月島を見ればデスクの椅子に
腰かけて長い足を組んで申し訳程度に
こちらを向いてバレーの雑誌を
パラパラとめくってる
ふと月島が視線をこちらに向けるから
あたしはびくっとしてうつ向く
「……なに?」
「ううん!なんにも…」
「暇?なんかする?」
「あ、うん」
例えばね、月島が超能力者で
人の思考が読めちゃったりして
私が今考えてる事がみんなわかっちゃったら
ヤバいよね、どうしよう
月島のチン○のことを考えてるとか
嫌われるだろうな、ど変態だって
チン○とか考えてるあたしどうよ
頭の中を覗かれるとしたら
もうチン○だよ?
こんな事考えてる頭なんか覗かれたら困る!
こんな時にチン○って
頭を覗かれると思うと
変なこと考えるのやめられない!
月島のチン○、チン○、チン○
あー!えーい、やめろ!
チン○から離れろあたし!
「ゲームする?」
月島はゲームをセットして
はいと言ってコントローラーをよこした
「あたしあんまり得意じゃないけど」
「僕も最近はやらないね」
そっけなく言いまた椅子に座り
雑誌に目をやってる
なにこれ、一人でやれっての?
余計なこと考えてしまうからやるけどね
頭からエロネタを払拭するように
あたしはコントローラーを
ガチャガチャと激しく動かす
力が入り夢中すぎて失敗するたびに
大きな奇声をあげるあたしに
これまた張り合うくらい大きな
ため息をついて月島が
あたしの後ろにくっつくように座った
「ほらアイ、これわかる?この形」
え!この形ってなに!押しつけてる
チン○のこと言ってるの?
あたしの考えてる事が声が出てれば
いや、それは押しつけてないと
月島の冷めた即答が返ってくるだろう
月島が後ろから手を伸ばして
コントローラーにふれる
月島の細く長い指があたしの指に重なる
「じゃあ、ここ乗ってみて」
ふぇ////月島に乗るなんて
どうしよう、処女ですが!
「開いて待つ」
開いて待つってなに?足!?
「よく見せて」
やだ、だめ月島
どこ見るつもり///
「最初はゆっくりでいいよ」
あたし、は、初めてだから//
「その動きいい、うまいぞ」
頭の中のあたしは月島に馬乗りで
腰を振りまくってる
「アイ、一気に行け」
イクッ!!!!!ぷしゃああ…っておい。
どこのエロ漫画だ
画面のキャラが敵に捕まり
ボコられ死ぬと月島はふーっと息を吐いた
「もう1回したい?アイ」
もう1回するに決まってる
月島がシたいなら、ええ何度でも//
あたしは頭や耳から湯気が出る程
真っ赤になり涙目になりおそるおそる
振り返ると月島が普通に、
そりゃ当然だけど普通すぎるくらい 普通に『ん?』って顔をした
ああ、クールビューティ月島
も、だめ…あたし最悪
死ねよ、あたし
つーか誰か殺して
あたしのふしだらな妄想と視線は
中年のおっさん並のいやらしさで
このキレイな月島をどんどん汚す
やめろって思えば思う程その妄想は
止められない
どうした?あたし
奇病がひそかに発生中とか
知らぬ間に謎の研究機関の
実験台とかになったんじゃ!
ありえる!
ねーよ!!!
「アイ?どうした、よくなかった?」
どうにかなりそう
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