ハイキュー!! *純愛

□夢は夢でしかならず
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ずっと可愛いなって
思ってたアイちゃんが
俺に向かって走ってくる

「翔陽〜」

その声も甘く、アイちゃんは
一生懸命走ってくる…
走って…え?走ってる??

こんな短い距離なのに
まだここにたどりつけない

はぁはぁと息を切らして
これまた可愛く胸に手を当てて

「翔陽に会いたくて全力で
走っちゃった、恥ずかしいっ」

全力?今のあれ全力だったの
隣のうちのじいちゃんの
シニアカーより遅かったぞ

あれ?しかも俺、
アイちゃんを見下ろしてる?
アイちゃんミクロ化?
て、いや!俺デカくなってね?
身長伸びた!?
やっぱやればできる子だった!
万歳俺の身体!軽く影山越してるな
後で影山の頭を鷲掴みにしてミリミリやろう、にしし



「翔陽?」

「あっ、いや…うん!」

「昨日の試合かっこよかった〜、
ウシワカなんかめちょめちょに
やっつけちゃって」

ウシワカをめちょめちょ?俺が?

「さすがエース!でも今日はアイだけのエースでいてね」

え、そうなの?
俺いつの間におとりから
チームのエースになってたの?
旭さんを蹴落として!
すげえ俺!エースかっけー!!



「翔陽…」

アイちゃんが真っ赤になって
俺の服を掴みもじもじし始める
なに?なに?なにが言いたいの?
なんかわかんねーけどやっぱ可愛いなっ

「ちゅー…したい」

「え!あっ、うぇ!ち、ちゅー?」

「だめ?」

そんな可愛い上目…反則でしょ
はい!理性飛びました!

夢中でアイちゃんのやわらかい唇に
唇を重ねて抱きしめると胸が俺を押し返す
まさかの〜、この胸も俺のもの?
そっと手のひらで膨らみを包む

「あ…やわらかいよ、
アイちゃん………」




「てめーいつまで寝てんだ
人の彼女の名前呼んで
ニヤニヤ気持ち悪いんだよ
とっとと起きろ」

遠慮なくケツをガンガン蹴られ
目を開けて見上げれば影山!

なに…夢?

いやいや待て、一旦落ちつけ?
あっちが現実
この影山が夢だろう

悪霊退散
エロイムエッサイムエロイムエッサイム

くそー、もう1回目を閉じるしかない
うん、よし!もう1回閉じるぞ!

「いい度胸じゃねえかよ、寝る気か日向」

「バカ、現実世界で待ってろ
アイちゃんは俺のもんで
影山おまえはエースのこの俺に
ひれ伏すのだ、うははははは」

「てめーは中二かっ」



神様お願い!
頼むから早く続きから見せてくれ!!


          END_

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