ハイキュー!! *純愛

□優先すべきはいつもあなた
1ページ/1ページ

「ねえ、すぐ来いって言ったよね
すぐの意味わかる?」

「だから、あた…し…走って…」

息が切れてうまくしゃべれない
渇いた喉は今にもくっつきそうで狭く
私は咳き込んでしまう

「何でもいちいち遅いんだよね、アイは」

月島はにこりともしないで続ける

「次にやるべき事考えて動いて」

「ごめん…」

何で謝ってるのかわからない
月島に命令されればいつだって
最優先でその命令にしたがうのに
ムカつく、くやしい…
なのに嫌われたくないから
顔色をうかがってしまう

「蛍…」

「僕のこと名前で
呼んでいいなんていつ言った?
アイはまさに
栄養もここに来ちゃった代表だね」

腕を引っ張られて後ろを向かされると
月島はその大きな手で膨らみを鷲掴みにする

「やだ//」

あたしの言葉なんか余裕で無視して
手際よく小さいボタンを外し
ブラを下にずらすとぷるんっと
勢いよく柔らかい膨らみがこぼれ出た
遠慮という言葉とは無縁で
まるで握るように揉みしだくと
ちょんと乳首をつついた

「アイ…ねえ何でもう
こんなに硬くなってるの?」

「蛍がさわるから…」

「なーまーえ、本当に
勉強しない困った子だね」

月島は親指と中指で両方の乳首を
捻るように強くつぶす
あたしはふぁあっと力が抜けたような声を
出してしまった
それと同時、あたしのスカートの
ポケットからケータイが鳴り出した

「あ、電話…」

「いくらバカなアイでも
今それに出ていいのか
僕が教えなくてもわかってるよね」

あたしを後ろから抱きしめたまま
息がかかる程の距離で耳元で囁く
あたしはケータイを
ポケットから取りだし電源を切る
最初からそうしといてよと
呆れたように言う月島に
あたしはやっぱりムカついて、
泣きたくて…
なのに、はいって言ってしまう



あたしの優先すべきはいつも月島だから


          END_

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ