ハイキュー!! *純愛
□柔らかなくせ毛
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「どうするの?来るの?来ないの?」
そう言って冷めた表情で
月島はあたしを見てる
「あ、た…あたし…」
涙がじわりと滲む
とたん月島が、はぁと小さく息を吐いた
「なんかもう面倒くさいな、
何でも言うこと聞くんじゃなかったの?」
確かにあたし、そう言ったよ
何でも言うこと聞くから彼女にしてって
でも、それでも
あたしが好きになったのと同じ気持ちで
月島にも好きになってもらいたいじゃん
「やならやめ「やめない!」
細い筋肉のついた
しなやかな腕にしがみつく
制服のにおいがする
月島のにおい
「泣くほどいやなのかと思うだろ…」
そうぽつりと言って月島は
上を向き中指でメガネを直す
泣くほどあなたが大好きなだけ
END_