ハイキュー!! *純愛
□待ち合わせはいつもの場所で
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からくり時計が鳴り出す
影山は時計を見てから
キョロキョロとあたりを見回して
再び時計を見上げた
そばにいた数人の子供達に
見えない〜って服を引っ張られ
「ほら、もっと前行け」
「前だと首痛くなるー」
「しょーがねぇな」
頭を掻きながらしゃがみこんだ
からくり時計が鳴り出せば
大好きな影山に会える
からくり時計の音楽を聞くたび
胸がきゅんとして
もっともっと影山を好きになるよ
(もう可愛いすぎ…ニヤける)
たまらず駆け寄り手を差し出せば
「おっせーし…」
しゃがんだままあたしを見上げる
「え、時間ぴったりじゃん」
「おまえ5分前行動って
言葉知らねーの?
これが鳴り出す前に来いよ」
「そんなにあたしと一緒に見たかった?」
「……チッ、行くぞアイ」
むすっとして影山が先を歩く
ほんの少しだけ耳を赤くして
END_