進撃の巨人*甘く溶ける夢

□デュルキスゲート
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あー、ソウトウヒマだ。
しかも眠れねぇ。
クソ、抜いて寝よ。



……………。


リヴァイ兵長、今日もイカしてたな。
オレ、あの人で
イケちゃうんだよな……。
断じてホモじゃねぇけど。


パンツをおろし
にぎるとすでに熱をもって
反応してる。
どーすんだ、コレ。




コンコン   コンコン




「エレン、入るぞ」


「ちょ!」


おい、ちょっと待て!
入るぞって入んじゃねぇよっ
誰もいいって言ってねーし!
しかもこの声
リヴァイ兵長じゃねぇか!
オレのお気に入りのオカズ
不動のNo.1!




「待ってくださいっ」


オレの言葉は時すでに遅しで
ドアは開き
リヴァイ兵長が立っていた。




「………ぁ」



「なんだ、お前。
そんなに布団巻いて。ミノムシか」



「あは、は…そんなモンです…」



「話がある」



「どうぞ、どうぞ。
オレ聞いてますんで」



「ふざけてんのか?きちんと座れ」



ハァ?なんなんだよ!この人は。
勝手に押しかけてきて
勝手に入ってきて
きちんと座れ?
座れるか!
ズボンもパンツも膝まで
おろしてんだよ!
しかもまだおさまってねーし!



「おかまいなく。
オレちょー寒がりなんで
このままお願いします」



「あ?舐めてんのか」



クソー!
マジ舐めてとか言うんじゃねぇよ!
今のオレの脳ミソは
全部ソッチに持ってっちまうんだよ!
ムッラムラなんだよ!
なんだ、そのつーんとした顔は。
むちゃくちゃ可愛いな、チクショー。
部屋から出てけ。
じゃないと襲うぞ。
このオカズヤローめ(号泣)





「舐めてません!すみません。
少し体調がよくないもんですから。
できたら明日にしてもらえると
助かります」




「そうか、そう言えば顔も赤いか。
熱があるのか?どれ」



リヴァイ兵長はオレのオデコに
ふれてから
自分のオデコをくっつけた。



ちちち、近寄んな!
ったく無防備にもほどがあんだろ?
なんだ?抱いていいってサインか?
あんに誘ってんのか?コレ。
ソレ以外に何があんだよ。



「だ、大丈夫ですから」



リヴァイ兵長の息が
オレの鼻をくすぐる。
なんか、いいニオイだ……。
やべ。クラクラする。





「そうだな。
そこまでの熱はないようだな。
では寝ろ。布団かけてやる。
ゆっくり休め」



「いや!いいんです!このままで。
座ったままで。巻いたままで!
病気がうつると困りますんで
こっちこないでください!」



「気にするな。大丈夫だ。
そのままでいいワケないだろ、ほら」




ったく、この小さいカラダの
どこにこんなチカラが
あんだってくらいのバカ力で
布団をはごうとする。



「や、ちょ。やめてください。
いいんですって!
布団破ける。ちょ、マジやめて!
リヴァイ兵長!……あぁ!」







「………おい」


「はい……」


「なんだ、コレは」



なんだコレって
どう説明すりゃいいんだよ。
男なんだから言わずとも察しろって。
見りゃわかんだろ。空気読め。
見なかったフリして
帰んだろ、フツー。

コンチクショ!
あーっ、もうどーにでもなれ!
帰らないアンタが悪いんだからな!


オレはリヴァイ兵長の腕をつかみ
おもいっきりひっぱって
腕の中におさめた。




「なんのつもりだっ、離せっ/////」


やべ、なんだよ。
いつも超冷凍のひえひえのクセに
ひきつったような困った顔。
緊張してる?
赤くなってる………。




「オレが怖いですか」


首筋を舐める。
血管が柔らかく浮いてる。
なめらかで甘い。




「…っ。怖いワケねぇっ
おい、エレン。
このっ、やめっ……んっ」



唇を重ねて舌をねじ込む。
あたたかくぬるつく
リヴァイ兵長の舌は
オレの侵入を拒んで逃げる。
追いかけて奥へ奥へからめる。




「キモチ悪くなかったら
手つないでもいいですか」


耳元で囁きミミタブを甘噛みすると
リヴァイ兵長が小さく声をもらした。


「…っ……」


小さく尖った乳首を舐めると
たまらないのか
つないだ手をぎゅっと
握り返してくる。



この人なんなの?イッタイ。
オレをどうする気?この反応。
オレの妄想オカズの
リヴァイ兵長より
遥かにエロくて可愛いコト
この上ねぇし。

下に手を伸ばすとリヴァイ兵長は
オレの胸を押し返す。



「エレ…ン、やめ……っ
…な、何しやがるっ」



「拒まないで……
全部オレにください…」



「バッ…カヤロ…ッ…死ねっ」




言葉とウラハラにリヴァイ兵長の
カラダのコワバリが
徐々に溶けていく。



あー、マジやべ。現実か?コレ。
どっちでもいいな。
リヴァイ兵長はオレの腕の中にいる。
このままいくとこまでいったら
マジ死んでもいいわ、オレ。





ここは甘く溶ける夢の世界の入り口。




END 

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