進撃の巨人*甘く溶ける夢

□暴君の過剰な愛情7
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「これは先日俺が保護した
保存用のユキだ」





そこには等身大あたしフィギュアが
いや、もうフィギュアとか
可愛いモンじゃなくロウ人形?
なんかリアルだし。
そしてキモチワルイ……
しかも保存用ってなに?





「来てみろ、次はバスルームだ!
コイツは観賞用だ」



「テンション完全
上昇じゃないですか」




バスルームの入り口に
ヨツンバイになってパンチラさせてる
あたしフィギュア。
しかも見覚えのあるパンツ。



「ちょ、カンベンしてください。
なに?リアル再現?
観賞用って…風呂に入る
リヴァイ兵長をあたしが
観賞してるみたくなってますけど?
なんなんですか?
どんな妄想ですか?」



「ああ、大丈夫だ。問題ない。
そういう設定だ。
ユキもちったぁ
わかるようになってきたか。
次のは天使だ。俺のベットにいる」




「かみあわない。
全くかみあわないし!
会話が同じ人間とは思えないくらい
かみあわないんですけど?
巨人駆逐にくるくるし過ぎて
脳ミソ揺れて
溶け出しちゃってんじゃないんですか
聞いてます?リヴァイ兵長ー!」



ベットルームにいる
あたしフィギュアは
手をマタにはさみ
ペッタンコ座りをして
少しだけほっぺを上気させて
口を半開きにさせている。




「天使?天使?え?なんて?
ベットにいるソレ
イッタイなにしてんですか!」



「以上そんな感じだ」



「答えろ!この変態兵長!」



「では解散!」



「ん?クローゼットから手が………?」




「おい、てめ。聞こえねーのか
解散と言っただろう。
死ね、このバカが。
よせっ、開けるんじゃない」



クローゼットに押し込められてる
四体目のあたしフィギュアは
マッパの亀甲縛り……



「……すまないユキ。
このカスが勝手に開けやがるから」


「どこに向かって謝ってんですか。
あたしはこっち、ソレ人形!!
ハイ、説明!!!」



「チッ、これはその、アレだ。
砲撃用のユキは
ちょっとやんちゃで
いかんせん俺の言う事を聞かんので
お仕置きを、だな////」




「なんでソコ顔赤らめるんですか!
激しくキモチワルイです!
センセー、ゲロ袋の配布を
お願いしまーす!
吐きますよ?いいですか?
本気で吐き散らかしますよ?
しかも砲撃ってなんですか?
砲撃って。いやいや、何かを
ぶちかまそーとしてんのは
アンタでしょ!
何がしたいんですか
どこに向かってんですか
なんのプロですか?
このミゴトな緊縛っぷりは!」



「コイツはスゴい。涙も出る。
そして下からは得たいのしれない
ナニカも出る」




「ぎゃぁぁああ!兵長!!
どんな改造ほどこしてんですか!」



「スリーサイズもお前。
色もカタチも忠実だ」



「忠実っていつ見たんですかっ
このド変態!
兵長のその頭には何が
つまってんですか?プリンですか?」




「聞け、それは本当に
大変だったんだぞ。
暗がりで懐中電灯を手に俺は
ユキのベットにもぐりこみ
スンブンの狂いなく
はかってやった。
通常てめぇはこの俺に
感謝してもしきれねぇとこだが
しかしそこは今回に限り
感謝しなくてもいい事に
しておいてやる。
なぜならば等価交換で
懐中電灯で照らしながら
盗撮では追いきれない
スミズミまでオモウゾンブン
覗きニオイもかいだ。
だから礼などはいらん!
懐中電灯は素晴らしいな。
新たな興奮を見いだした瞬間だった」



「等価交換って。
あたしの得が1_も
見いだせませんけど?
それに変態のトビラを
チュウチョなく
次々あけるのはやめてください」


「全てはてめぇを
愛してるがゆえだって事を
よく理解しろ。わかるか?」



「すみません、全く」



「………」←どーしようもないドアホ女にエレンをどつきたおすくらいじゃおさまらないほどイラッとした。




END 

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