進撃の巨人*甘く溶ける夢

□暴君の過剰な愛情5
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今日もリヴァイ兵長は
あたしのベットを占領してる。




顔になにやら巻いている。


こ、これはっ!
昨日あたしが着ていたTシャツ。
昨日は訓練でスゴく汗をかいて……
そう言えば今朝
洗濯干した時なかった。



「起きろ!この変態!!
ちょ、コノ!起きて下さいってばっ」



「ん…ユキ、おかえり」



「おかえりじゃありませんよ!
このTシャツはどーしたんですか!」



「ああ、妖精さんが俺に
プレゼントだと持ってきた」




「ハァ?ブッコロシますよ?
どのツラさげて妖精さんなんて
ぬかしてんですか!」




「…」←ちょっと面倒くさくなった。




「聞いてんですか!リヴァイ兵長!」



「ああ、ユキ。
もう俺はダメだ」



「あからさまな話そらしですね」



「おい、ユキ。
てめーの愛するダーリン様が
悩んでるんだぞ。気にしろ。
どーしたの?とか可愛く
言えねぇのか、このクソが」



「別に愛してないし
1_もダーリンじゃないし
ダーリンに様とかつけるの
やめてください。不気味すぎます」



「細かいコトはどうでもいい。
俺を雑に扱いやがって。
ちったぁかまったらいいだろーが」




「はいはい。
わかりました、わかりました。
で?どうしたんですか?
リヴァイ兵長。何か悩みでも?
良かったら聞きますよ?」




「ほっとけ。悩んでんだから
かまうんじゃねーよっ」




「ハァ??!!
バカにしてんですかっ。
さっさと言って下さいよ!」




「仕方ねぇな。
いいか?誰にも言うんじゃねぇぞ」




「はい(ゴクリ)」




「お前のパンツのにおいを嗅いだ時
お前のトイレの汚物入れを開けた時
お前の風呂場の排水溝で
採集作業を行った時
お前のパンストをかぶった時

ユキはいつも俺を見つけて
俺にしか見せない顔を見せてくれる。

こんなシアワセでいいのか悩んでる」



「見つけてってあたしの部屋ですし
リヴァイ兵長にしか見せない
史上最悪の心底本気で
イヤがってる顔なんですけど」



「照れなくていい。
『俺』だからするんだよな?
あの顔は」



「まあ、そりゃそーでしょうよ。
地獄に落ちろって顔です」



「アレはたまらん。
可愛い、ユキ。
他のヤツにはぜってぇ見せんなよ」



「見せるワケないじゃないですか。
あんな最低行為を繰り返すのは
リヴァイ兵長だけですから」




「俺にしか見せないユキ。
全く愛されてんな、俺」
↑すでに目の前のユキには
興味がなく明後日の方向を見ている。





「…… ヨカッタデスネ


END 

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