進撃の巨人*甘く溶ける夢

□キスしてみる?
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「何をしてる」


「ひゃっ!びっくりした!
声かけるならかけるで
前もって言って下さいよー。
驚くじゃないですか!」



「前もって?どんなふうにだ。
それこそおかしいだろ」



「まあ、確かに…」



「で?」



「ああ
何してるかってゆーとですね。
捕らえられてる巨人を殺そうかと…」



「何の為だ」



「ハンジにイヤガラセですよ。
決まってんじゃないですか」



「……」



「ハンジは今日7回も
リヴァイ兵長と見つめあいました」



「見つめあう?バカか。
会議中顔見るくれぇはあんだろ。
そしたらてめーは
あの会議室にいた全員に
イヤガラセすんのか」



「ええ、もちろんです。
後は残すトコロハンジのみです」



「くだらね。やめとけ」



「えー。なら、リヴァイ兵長が
キスしてくれたら
やめてあげてもいいです。
あ、でもどうしようかな?
そんなコトしたらリヴァイ兵長が
ハンジの為にカラダはったみたいに
なりますよね。
なんかそれはそれでシャクゼンと
しないモノがあります」



「キキ、キスするとは言ってない」



「やだ!可愛い!かみましたね!
キス♪キスとか言うの
恥ずかしーんですかっ」



「バカヤロ、恥ずかしいワケねぇ」



「どうだか。じゃちょっと
言ってみて下さいよ!
『ユキ、キスしてくれ』とか」


「ふざけるな。なんでこの俺が
おねだりモードなんだ」



「言えないんだ!
キスって言葉が恥ずかしくて!
どもりましたもんね!
キキキキ、キスとかwww」



「違う。よく聞け、ユキ。
俺はどもったんじゃない。
ツバがからんでそうなっただけだ」



「はい、ウソー。
なら言ってみて下さいよ」



「キ…ス。ほら、どうだ」



「ハァ?何なんですか。
どんだけアホですか。そんな単語。
言ったうちに入りませんよ。
『キスしてくれ』とか
『キスさせろ』とかセリフにして
言ってみろっつってんですよ」



「……」



「ほーら言えない。しょぼ!ダサ!」



「ユキ……キ」



「キ?♪♪」



「キスしてみろ//////
どーだ、ども…ら「はい♪
お望み通りにっ!んーーっ」



「んっ…んむ…はっ…バカ、てめー。
舌をつっこむんじゃねぇ」




「じゃ次は
『セックスしたい』って
言ってみてください♪」



(ダメだ。俺は完全に
ユキにのせらせてる………)




END 

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