進撃の巨人*甘く溶ける夢
□ある日の夕食の光景
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「リヴァイ兵長！
約束を果たされにまいりましたっ」
「あ？」
リヴァイ兵長は
不服と言わんばかりに
プイッと横を向いた。
「何忘れちゃったフリですか？
人類最強も案外安いモンですね」
「んだと？」
「睨んでもダメです。
ちっとも怖くありません」
「チッ」
「何でもするから
言うコト聞いて撤退しろって
リヴァイ兵長が
言ったんじゃないですか」
「ユキ
お前は討伐も楽しむ傾向にある。
お前は好き勝手死ねばいい。
だが他のヤツラの事も考えろ」
「何です？
お説教とかいりませんよ。
でーは今日はあたしの部屋で
ディナーのご招待でっす♪
さ、行きましょう」
◆◇◆
あたしの部屋に
リヴァイ兵長がいる。
不機嫌な顔して腕を組んでる。
「リヴァイ兵長
食べる前にこれを
つけてくださいね！」
「なんだ、これは」
「ネコミミです♪」
「……」←イラッとした。
「やーん♪似合います！
ちょー可愛い」
「……」←このカスに頭突きを
するか考え中。
「語尾には『にゃん』を
つけてくださいね♪」
「……」←もはや殺気しかない。
「リヴァイ兵長 はい、あーん。
ユキ特製パスタですっ」
「……」←でも腹は減ってる。
「おいしいですか？」
「……」←口をあけてパスタを食わせろとサイソクする
ネコミミリヴァイ。
END