黒子のバスケ*恋に落ちる夢

□sweet
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赤司は無言であたしを見つめて
しばらくすると




「おいで 穂乃莉」




と言ってあたしの手をとって
本棚が並ぶ一番奥に連れていく。




「赤司…?」



「シーッ」




赤司は壁際にあたしを追い込み
両腕壁につき
あたしを逃がさないように
距離を縮めた。






「……穂乃莉」




かすれた声があたしを呼んで
赤司の熱い唇があたしに重なる。




赤司の熱い舌がヌルリと
隙間から侵入して
あたしの舌にからみつく。
終わらないキスに
どこで息をしたらいいのか
わからない。





「んっ……ぷはっ…あか、しっ」





赤司は黙ってあたしの髪を
なでながら首筋を舌で
舐め上げる。




「っ……!」




赤司の手があたしの
ブラウスのボタンにかかり
あっとゆう間に全て外された。


フロントホックを
器用に外す赤司に
慣れてるんだなって少しだけ
寂しいキモチになった。




だけど、そんなキモチも
赤司の唇があたしの膨らみの先を
ちゅっと吸い、
軽く歯をたてた瞬間
飛んでいった。




「穂乃莉……いいか?」




本当はいいワケがない。
こんな所で………。
でも赤司が求めてる、あたしを。
いやだなんて言わない。


赤司の言うコトは絶対だって
教えられてるから。




あたしは黙ってうなずく。




「よかった……」




よかった?
あたしが絶対断らないって
わかってるクセに
赤司はよかったなんて
言ったりする。
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