本当の私

□第二夜
1ページ/4ページ


*シンドバットside*


シンドリア―



ふぁぁOo。。( ̄¬ ̄*)
ねむ…朝から仕事か…めんど…

今ならジャーファルもいないし、脱け出そうかな。





ダダダダダダダダダ



ん?
なんかすごい足音が聞こえるんだが…



バンッッ!!!


「シン!!!!」



来てしまった(-o-;)
サボれないじゃないか…

ジャーファルは扉を開いたと同時に大きな声で話始めた。


「シン!大変です!!
サコタン国が一夜にして滅びました!!!」

「Σなんだと!?それは本当か?!!」

「はい。
外交に行っていたピスティとスパルトスの話によると、今朝着いた時には既にサコタン国は紅く染まっており、地面には頭と身体がバラバラに転がっていたそうです。
人は誰一人残っておらず、全滅です」


サコタン国が…?
サコタン国はシンドリアから北へ15km程行った所にある島(国)で、緑が多く自然が豊かで争いもなく、とても理想的な国だった…。

最近、サコタン国のように一夜にして滅ぶ事が多い。
これも彼奴等の仕業なのか…?

でも何かが違う気がする……。


「二人は昼頃には帰ってこれるそうです」

「ジャーファル。
ピスティとスパルトス以外の八人将を集めろ、緊急会議を行う」

「はい」



さっきまでの眠気は全て吹き飛んだ。

眠気を吹き飛ばす程の胸騒ぎと不安が俺を襲う。


一体何が起こると言うんだ…?




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ