放浪少女
□07.ん…?
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時は流れ、
いつの間にか華のGW。
その初日、僕は朝目覚めると青城の体育館にいた。
―――…なんで??
「歩〜、起きたんだ〜」
『犯人はお前だったのか』
「えー、なんのことぉ?」
『もし徹がかわいい感じの人だったら、その行動と台詞でも許してたかもしれないのに…恨むならその顔を恨みな』
嘘バレバレの言い方でイラッときた。
だから僕は静かに拳に力を籠め、上に振り上げる。
顔はなるべく笑うように脳から信号が行ってるはずだが、どうしても目が笑えないのがよくわかる。
「きゃー、こわーい」
『怖くないよ?痛くもないよ?逝くのは一瞬だから安心しなよ(ニコッ』
「それ安心しちゃダメなやつ!!」
そして(恐怖の())鬼ごっこが幕をあげた。
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